合同会社の設立数がここ数年で急激に増えています。
理由の一つに近年の所得税の増加傾向、法人税率の減少傾向が挙げられます。
ではなぜ株式会社ではなく、合同会社なのでしょうか。
下記に株式会社と合同会社、個人事業の違いを大まかにまとめてみました。
|
株式会社 |
合同会社 |
個人事業 |
---|---|---|---|
設立費用 |
高い |
安い |
なし |
役員の任期 |
2〜10年 |
なし |
なし |
公告義務 |
あり |
なし |
なし |
責任 |
有限責任 |
無限責任 |
無限責任 |
代表者名称 |
代表取締役 |
代表執行役員 |
なし |
社会的信頼 |
高い |
普通 |
低い |
税法 |
法人税法 |
法人税法 |
所得税法 |
上記以外にも相違点は数多くありますが、経営者として特に注意すべき点をまとめました。
合同会社は株式会社と個人事業の中間的な存在で非常にフットワークが軽いのが特徴です。
なぜ法人を設立するのかを考えた際、株式会社と合同会社どちらを選べば良いのか見えてきます。
取引先からの信用、社会的信用を得るために法人を設立するならば株式会社、
個人事業で高い税金を払っていたので、節税目的のみで設立するならば合同会社をおすすめします。