関税|TMK記帳代行サービス

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関税

関税とは国外からの商品の輸入、または国外への商品の輸出に課される税金です。
関税には輸出関税と輸入関税があります。
現在、日本には輸出関税はなく輸入関税のみとなります。
ここでは日本の関税についてご説明いたします。

 

 

輸入関税とは

海外で購入した商品を日本に輸入した場合に課される税金です。
この場合の関税の支払者は基本的には輸入者で、支払先は日本になります。
ただし、売却時に関税分を上乗せするので、輸入者は関税を立て替えているだけで実質の負担者は最終的な購入者となります。

 

 

関税の趣旨

関税の趣旨は、国内産業を守ることにあります。
例えば、国産米が5kg3,000円だったとします。
5kg1,000円の カリフォルニア米を輸入すると国産米は売れなくなってしまうかもしれません。
そこでカリフォルニア米に1,500円の関税をかけて2,500円とし、国産米の売れ行きを守ります。

 

 

関税率

関税の税率は商品によって様々で、無税のものから高いものでは数百%のものまであります。

 

 

海外旅行者の免税

海外旅行者などが海外で購入した物品を国内に持ち込む場合、その金額が一定以下の金額または数量(下記参照)で、かつ個人的な使用であることが認められる場合には、関税は免税となります。
酒類・・・3本(1本760ml)
紙巻たばこ・・・200本
香水・・・2オンス(1オンス約28ml)
その他・・・20万円
(厳密にはもう少し細かい条件があります。)

 

 

TPPによる影響

TPPとは環太平洋パートナーシップの略で、太平洋圏内の12ヶ国で関税を撤廃をしようとする協定です。
現在も交渉中ですがアメリカを除く11ヵ国で概ね合意しています。
関税の撤廃により、日本製品の輸出の自由化が進み輸出産業の経済成長が見込まれますが、一方で海外の商品が日本に安く流通することで日本の企業、特に農業に大きなダメージを与えると言われています。
消費者にとってはありがたいTPPですが、TPPの影響を受けるであろう産業は、今よりももっと海外進出を視野に入れた経営戦略が必要になります。

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