

消費税の計算方法の一つで、もっとも一般的な計算方法です。
売上に係る消費税額から、仕入に係る消費税額を控除した残額を納付します。
「消費税額」=「課税売上高にかかる消費税」-「課税仕入高にかかる消費税」
(例)
売上1,100円(うち消費税100円)
仕入880円(うち消費税80円)
事業者の利益
売上1,100円-仕入880円=220円・・・①
このうち、納付する消費税額
売上に係る消費税額100円-仕入に係る消費税額80円=納付する消費税額20円・・・②
事業者の手元に残るお金は①-②で200円
消費税は事業者が負担する税金と勘違いされがちですが、上記の例を見ていただければわかるように、事業者は預かった消費税を納付しているにすぎないので、損も得もしません。
消費税納付後に手元に残った200円が、純粋な利益です。
消費税を負担しているのは最終的に1,100円で商品を購入した消費者である事がわかります。