

試算表(T/B)とは「総勘定元帳」の各勘定科目の残高が一目で把握できるように一覧化した集計表のことです。
貸借対照表(B/S)や損益計算書(P/L)、製造原価報告書(C/R)で構成されています。
試算表には「残高試算表」、「合計試算表」、「合計残高試算表」の3種類があります。
それぞれ用途により記載方法が異なりますが、実務で一般的に利用されるのは「残高試算表」です。
総勘定元帳の各勘定科目から、借方科目と貸方科目の合計金額を相殺して残高のみ記載された試算表です。
一目で残高が把握できるので、現在の財政状態や損益を直感的に把握しやすいのが特徴です。

総勘定元帳の各勘定科目から、借方科目、貸方科目それぞれの総額を集計した試算表です。
取引規模を把握するのに適していますが、現在の最終残高を一目で確認するには不向きです。

「残高試算表」と「合計試算表」を一つにまとめた試算表です。
取引総額と現在の残高を同時に確認できるメリットがありますが、情報量が多く記載が複雑になりやすい側面があります。

試算表は税務書類ではないので、税法上「いつまでに作成しなければならない」というルールはありません。
しかし、実務上・経営上では最新の財務状況を把握するため、毎月作成することが望ましいです。
年に一度の決算時のみ作成していると、想定外に利益が出ていて節税対策が間に合わないなど、リスクが大きくなります。
また、金融機関から融資を受ける際、直近の「月次試算表」の提出を求められるケースが多々あります。
普段から定期作成していれば、融資審査などの手続きがスムーズに進みます。
※より詳しい経営視点での活用法につきましては、[経営者が知っておくべき会計知識] もあわせてご参照ください。
仕訳の入力ミス、勘定科目の間違い、借方と貸方の数字の入力逆転などが考えられます。
会計ソフトを利用している場合は自動集計されますが、手動入力の場合は、仕訳データの確認が必要です。
試算表はあくまで「集計・確認用の内部資料」です。
税務署へ提出する確定申告書や決算書(貸借対照表・損益計算書)そのものとしては提出できませんのでご注意ください。